時々耳にする言葉で、気になります。
確かにピアノを習っていても、学校で披露することはあまりないし
そろばんや英検みたいに、履歴書に書けるわけでもない。
ピアノが必要な職業といえば、保育士、小学校教諭、くらいでしょうか。
職業や資格に、直接結びつかないんですよね。
「じゃあ、なんで音楽をやってるんだろう。」
「学校の先生になりたいわけじゃないし…。」
のらりくらりと音楽を続けながら、ずっと考えていました。
大人になって、また音楽をはじめて、やっとわかりました。
スポーツをすると「セロトニン」という物質が分泌されるそうです。
セロトニンは「幸せホルモン」とも言われているそうです。
だからスポーツをするとマイナス思考から解放されて
プラス思考になるそうです。
いやなことがあってイライラしたり、落ち込んでいても
体を動かすといつの間にか気分がよくなっていた、
なんてこと、経験ありませんか?
音楽も同じです。
音楽を聴いたり、演奏したりするとセロトニンが出ます。
音楽は、心に働きかけます。心に寄り添います。
固くなった心をほぐしてくれます。
私が音楽を続けてきたのは、心にいいからです。
落ち込んだ時にピアノを弾くと、落ち着いてきます。
楽しいときは、もっと楽しくなります。
音楽は職業には結びつかないかもしれませんが
心の支えになります。
ひとりでも多くの人の心の支えになるよう、
音楽をより楽しむためのレッスンをやっていきたいと思います。